自動車に比べて事故率が高い
バイクは自動車に比べて事故率はかなり高くなっています。
バイクに限ったことではなく、自動車事故の割合においても女性の事故率はかなり高いことが研究者によって明らかになっています。
性差による事故の内訳で特徴的なのが、男性の場合はドライバー・ライダーの事故は年齢が若いほど高くなる傾向にあるのに対し、女性の場合は30代が最も多く関与しているという点です。
このように女性ばかりを特別視するようなことを書くと、生理や更年期障害など女性特有の体の調子によって運転に影響が出るように思えるかもしれませんが、事故率と女性の生理期間中との割合には特別に関係はないことがわかっています。
むしろ、女性は男性に比べて車やバイクに乗る走行距離や1週間あたりの頻度が少ない・短いことの方が影響が大きいようで、車を使った移動距離そのものが全体的に狭い範囲に限定されていることがわかります。
自動車ドライバーで見た場合、女性が事故を起こしがちなのは「急なバックをしないといけない」「知らない道を走らないといけない」「狭い道ですれ違いをしなければいけない」といった、緊急性のある緊張が必要な場面でのことです。
ドライバーである以上は直面してしまった問題は自分自身で解決をしなければいけないのですが、中にはそうした緊急性のある場面でもどこか心に甘えや油断があって、それが事故の原因になってしまうこともあるようです。
ちなみにこの女性ならではの精神的な甘さについては、女性ドライバー自身も自覚をしていることであることも興味深い点です。
女性ライダーは甘えがあまりないように思えます
バイクに乗る女性ライダーの場合、自動車のドライバーに比べるとそのような甘えはあまりないようです。
バイクは自動車に比べて日常の移動手段としては不便な点が多いため、望んでバイクに乗ろうと思う女性はやはり性格的に自立心が高いことが伺えます。
ですが、心はいくら強靭であってもそこはやはり女性は女性。
バイクの場合、外気の影響をモロに受けてしまうことから急な加速や強風が起きた時、上半身を腹筋できちんと支えることができず、いわゆる「まくり」の状態が起きてしまい、最悪のときにはウイリーなどが起こってしまい、転倒などの事故が起こってしまいます。
女性はそれなりに鍛えていてもやはり基礎的な体力や筋力がどうしても男性よりも弱いので、バイクという重い乗り物に一人で乗るときには体力的な弱さが表に出てしまいます。
女性ならではの弱さを理解した上で、楽しくバイクに乗っていきたいですね。