バイクに乗る時のグローブ選び
初心者の女性ライダーさんにとってちょっと難しいのが、バイクに乗る時のグローブ選びです。
私が最初にグローブを購入したのは免許を取るための教習所で実習をし始めたころでしたが、カッコイイと思って張り切って購入したグラブを、教習所の先生に「それはオフロード用だよ」と言われたのがちょっとショックだった覚えがあります。
バイクに慣れない人にはわかりづらいのですが、バイク用グローブにはいくつもの種類があります。
材質もデザインもさまざまなのですが、最も大きく区別されるのがオフロード用とオンロード/レーシングタイプです。
最も違うのがグラブの構造と使われているメインの素材
オフロード用とオンロード用のグローブの違いですが、まず最も違うのがグラブの構造と使われているメインの素材です。
オフロード用バイクグローブの場合、想定されているのは舗装されていない山道などの走行です。
グローブの目的は当然のことながら転倒などが起きたときに指先に怪我をしないようにすることですが、オフロードで転倒が起きた場合の防御の場合ぶつかった衝撃から指先を守るためにはめることになります。
もう一方のオンロード/レーシンググローブの場合は、舗装された道での転倒を想定するため、摩擦や擦り傷に強くなっています。
そのためオフロード向けのグローブの場合、通気性のよい布製でプロテクターが拳や指の関節部分に入っている構造をしています。
レーシンググローブの場合は摩擦に強くするため、革製や上部なゴム質などで表面が覆われています。
レーシング専用グローブとなるとさらにものものしい造りとなり、格闘技でもするかのような固いプロテクターが指先や甲の部分につきます。
バイクに慣れた人はすぐに見分けられる
バイクに慣れた人になるとはめているグローブをちょっと見ただけで、オフロード・オンロード用を見分けることができるようになります。
なので、見た目のデザインだけで選んでしまうと私のようにオンロードでオフロード用のグラブをはめてしまうというちょっとかっこ悪いことをしてしまうかもしれません。
ほとんどの女性ライダーさんは、街乗りやちょっとしたツーリングをバイクの目的にするのではないかと思いますが、そうした場合におすすめなのがシンプルなレザー製の手袋です。
バイクグローブには可愛らしいデザインのものもありますが、服装とのマッチングや機能性を考えると、シンプルな一色ものの革グローブがいいように思います。
革グローブの場合、手入れをきちんとしておけばかなり長く使うこともできます。