もしものときの雪道対策

投稿日: 作成者: GRour7uK

雪道の時にはできるだけ走らない

結論から言うと、“雪が降っているときや道に雪が残っているときにはバイクに乗らない”のが大前提です。
ただただ危ないですし、四輪と違って二輪のバイクなんて簡単に転倒しますので、道に出た瞬間にスッテーン!なんて事態に陥りかねません。
四輪の車ですら雪道に負けて動けなくなるんですから、二輪なんてもう余裕でやられます。

雪が降ったらバイクは諦める、のがどんなライダーにとっても常識中の常識ですが、どうしても、どーうしてもバイクに乗らないといけないときは、専用装備を用意しましょう。
例えば、こんな装備を準備すれば最低限走れるようにはなると思います。

どうしても走らないといけないときの装備

まずタイヤですが、スパイクタイヤに履き替えることが先決です。
スパイクタイヤはスタッドレスを更に強化して作られている雪道専用のタイヤで、その名の通りタイヤがスパイクのようにとげとげとしてますので、雪道を刺すようにして走ります。
このタイヤで普通の道路を走ると普通の道路がボロボロになりますから雪道専用なんですけど、その分効果がかなり高いですね。

このスパイクタイヤにもう一手間。
チェーンをタイヤに巻き付けると、ある程度の雪道では走れるようになります。
スパイクタイヤだけでもかなりの雪道を走行できますが、チェーンを巻くことでブレーキができるようになるので、安全性を求めるのであれば絶対巻いた方が良いです。

あとはとにかく防寒ですね。
雪が降るほどの寒い日に普通の冬装備で走ると、手も足も体も全てカチコチになっちゃいますから、普段している防寒の倍くらいした方が良いと思います。
靴も滑りにくいような靴にしないと、着地したときに足が滑ってそのまま転倒なんてことになりかねませんから、スノーブーツとか履いた方がいいです。

あとは雪が降っている最中であれば、防水ウェアも着用必須!
雪は体につくと体温で溶けて水分になりますので、体がびしょ濡れになっちゃいます。
防水ウェアで防寒性も優れているようであれば恐るるに足りませんね。

走り方の注意点

雪道はとにかく摩擦が奪われているので、普段通りの走ると一発で事故ります。
理想はブレーキをかけなくとも運転できるようなスピードにすることで、車間距離も十分にとって走るのが賢明です。
四輪車と違って転倒したとしても道をふさぐような事はありませんが、一回転倒すると起き上がるのが本人もバイクも本当に大変なので、転倒しないように気を付けて下さい。

何度も言うようですが、基本雪が降っているときや雪が残っているときはバイクは走らせない方が良いです。
本当にどうしてもの時を除いて、そういう日は出来るだけバイクをお休みさせてあげて下さいね。