大型バイクに乗るときの「足つき」の問題
バイクに乗りたいと考える女性にとって、大きな悩みとなるのが大型バイクに乗るときの「足つき」の問題です。
一昔前までは「身長は160cm以上ないと自動二輪の免許はとれない」というようなことが都市伝説的に言われてきましたが、
今は特に問題なく女性であっても自動二輪の免許が取得できるようになっています。
とはいえ、やはり身長がある程度ないと、
大きなバイクに乗るときに足が地面につかないというハンディがどうしても出てきてしまいます。
発信のときは緊張する
走行中は特に問題がなくても、信号で停車するときなどは、
足が地面につかないとかなり傾いた姿勢のまま止まっていなければいけないので、
発進のときにはとても緊張をしてしまいます。
信号など予測できる停車ならまだよいのですが、
それが突然のトラブルでどうしても足をつかなければいけないようなときに遭遇するとなると、
かなり難しい対処方法をとらなくてはいけなくなります。
それだけに、身長にハンデのある女性はより気を引き締めた運転をしなくてはいけませんね。
150cmは欲しいところ
ところで、実際のところバイク免許を習得するのに身長は全く関係ないのでしょうか?
法律的な規準としては一応規制はないとしていますが、
やはり150cmという高さが一つの規準にはなっているようです。
誤解のないように言っておくと、身長140cm台の女性であってもバイクの免許を取得し長年乗られている方もきちんといます。
ですが、やはり体格的に150cmが一つの壁となっていることは事実であるようです。
身長が低いということはどうしても体重もそれにつれて軽くなるので、横転したバイクを建てなおすときに力が入れにくくなってしまうのです。
バイクの免許を取得するときには必ず横転したバイクを縦にするという教習をすることになるのですが、
このとき上手に自分の体重を使って力を加えることでそれほど力を加えなくともバイクを立てることができます。
しかしここである程度身長と体重がないとその支えの部分をつくりにくくなってしまうので、
その点が低身長ライダーさんにとっての最大の難関となると言えます。
反対に言えば、そうした力の入れ方を自分なりにうまく工夫することができれば、
身長や体重にかかわらず自動二輪の免許を取得することは可能ということです。
私が調べたところでは、身長155cmという小ささでもすぐれた運転テクニックで
白バイ隊員をされている女性警察官の方もいらっしゃるようです。
なんだか希望が出てきますね。