
お気に入りの本「とうとうバイクで北米横断しちゃいました」
国井律子さんの著書はどれも好きでほとんどすべて読んできたのですが、中でもお気に入りなのが「とうとうバイクで北米横断しちゃいました」という産経新聞社出版の本です。
こちらはタイトル通り国井さんが北米をバイク旅行したときに見たことや感じたことをいつものようにきれいな写真と素敵なエッセーでまとめられたものです。
ただしそれまでの国内旅行記やヨーロッパ滞在記などと少し違うのが、旅行は国井さん単独で行かれたわけではなく、「ツレ」としてもう一人どなたかと一緒に出かけられているということです。
国井さんと言えばハーレーというイメージがありますが、今回の旅はいつものハーレー・ダビッドソンではなくホンダのXR230というバイクを使用されています。
やっぱりアメリカのあの雄大な道路をハーレーで走って行くというのがライダーとしてのあこがれのスタイルではありますが、やっぱり機体自体の安全性や安定性を重視してそのような選択をされたのかもしれません。
なお「ツレ」として著書内に度々登場されるかたは、機械に強くお酒に弱いということなので、国井さんにとってはとてもよいパートナーであったということですね。
本に書かれている内容
旅ではまずシアトルからスタートをして一端はカナダに入り、そこからひたすら東に向かって走行していくというふうな行程になっています。
途中でナイアガラ川にかかるレインボーブリッジを渡り、再びアメリカに入るようにしてニューヨークを目指していきます。
著書内の旅については、かかった費用についての明細や走行した距離などを細かく書かれたページもあり、(実際に行くか行かないかは別にして)これから同じように北米横断を予定するライダーたちにとってとても便利な情報書としてもまとまっています。
その数字によればこの北米の旅での全走行距離は7310km、1日あたりの走行距離は300~600kmというふうになっているので、本当に一日中ずっとバイクにまたがっていたんだろうなということがわかります。
読んでいて楽しいのが、途中に国井さんの小学校や大学時代の同級生であった昔の友人たちと出会うシーンがあったり、旅程で出てくる食事について「まずい」と素直な感想をもらしているところです。
アメリカに長期滞在するとき、ほとんどの日本人は食べ物のまずさに早く帰りたいと思うそうですが、そのあたりのこともいつもの捌けた口調で楽しく書かれているのでとても面白く読むことができます。