
ファミリー層にも人気の房総フラワーライン
房総フラワーラインは千葉県館山市の下町交差点から南房総市和田町までをつなぐ約46kmの行程をした道路のことです。
館山市は千葉面南部に位置するちょうど房総半島の南端部分ある市で、南房総市はすぐ北側に接しています。
半島の先端部分に位置しているということもあり、市内からは全方向に海が見えるというのが大きな特長になっていて、海岸線にはその水平線の景観に合わせて植栽された花畑が広がっています。
関東エリアでも花の開花が早いエリアとしても知られているので、一足早く春を感じにツーリングということでよくライダーたちが訪れています。
「房総フラワーライン」は日本の道100選にも選ばれている有名な道路であり、四季を通じて異なる花々が道路脇を埋め尽くす様子を眺めることができます。
フラワーラインは平砂浦海岸の広い砂丘部分に植えられていて、この砂丘には冬季間に吹き付ける厳しい南西風を防ぐための黒松林もあります。
白い砂丘にある黒松の色彩の対比もまたフラワーラインの特長の一つになっており、道のりの途中にはいくつも絶景スポットとして有名な場所があります。
館山市には自然を活かした観光スポットもたくさんあるので、バイクライダーだけでなく家族連れも休日になると多く訪れているのを見かけることができます。
山も海も楽しめる
館山市周辺にある観光スポットとしてはまず鋸山ロープウェイがあります。
鋸山は海抜329mの切り立った崖が特徴的な山ですが、ロープウェイを使うことにより特にハイキング用の重装備をしなくても気軽に山頂までを目指すことができます。
鋸山ロープウェイでは眼下に大きな緑の景色とパノラマに広がる海岸線の風景が一緒に見られるので、気分をリフレッシュしたい時などにはおすすめかもしれません。
また「館山海中観光船」という日東商船株式会社運行の観光船も出ています。
こちらは座席から海中を覗き込むことができるという独特の形をしている船で、運行中にはまるでスキューバダイビングをしているかのような海中の景色をじっくり観察することができます。
館山周辺の海域には、かじめや長も、ホンダワラといった珍しい海藻が多く存在しているのが有名ですがその中にクマノミやカサゴ、ツノダシなどの珍しい魚たちの群れが見られたりします。
子供にはもちろん大人が見ても十分に楽しめる観光船なのでバイクで港に立ち寄るときにはぜひ利用をしてみてもらいたいです。
房総フラワーラインが最もシーズンになる春先のシーズンには「館山いちご狩りセンター」も開くので、旬の苺をたっぷり食べるなんていうプランもおすすめです。
いちご狩りは章姫、紅ほっぺ、さちのか、かおりのなどの複数の品種から収穫ができます。