
ちょっとした外国気分
日本で唯一砂浜を走行することができるのが「千里なぎさドライブウェイ」です。
まず最初に砂浜を走行することができるというのは、ただ単に砂浜内に自動車で進入することができるというだけではなくきちんと道路として認められているということを示します。
日本国内においてはそうした砂浜を舗装道路と同じように扱うことができる場所はこの千里なぎさドライブウェイの約8kmのエリアのみとなっています。
同様に砂浜を走行できる道路と定めているのは、アメリカのフロリダ州デイトナビーチとニュージーランドのワイタレレビーチに加えて千里なぎさドライブウェイの3箇所のみということなので非常に珍しいものであるということがわかります。
通常の砂浜の場合、人が素足で進入をしようとすると足元が数センチ埋まったようになり足を前に出すだけでもかなりの体力がかかります。
自動車の場合はなおのこと、丸い車輪で砂浜に入ろうとするとタイヤが砂を巻き込んで前に進むことができなくなってしまいます。
しかし千里浜にある砂丘は、海岸から運ばれてくる砂が一般的な砂浜と比べてかなり粒が小さく大きさにムラがないことから長年をかけて蓄積されたことにより頑強な地面を作り出しています。
千里なぎさドライブウェイの近くの砂浜を触れてみると、本当にアスファルトなみの硬さがあり指などを入れようとしても簡単に掘り返すことができません。
これは千里浜がある石川県羽咋市周辺がちょうど能登半島に海流がぶつかる位置にあることから波打ち際に運ばれてくる砂がふるいにかけれてしまうようになるのが原因です。
ちなみに千里なぎさドライブウェイは有料道路というわけでもなく、誰でもいつでも道路と同じように進入できるようになっています。
ただし一般公道として認められている道であることには変わりなく、飲酒運転や無謀運転のような違反行為があった場合は一般行動であるのと同じ罰則が適応されることになります。
その日の海の荒れ具合により臨時閉鎖をされることもあるようなので、出かける時には気泡情報にも十分注意をしておきたいところです。
もちろん観光地スポットも豊富
千里なぎさドライブウェイはそれ自体がかなりインパクトのある観光スポットですが、どうせ立ち寄るなら周辺にある観光地やグルメも堪能したいところです。
有名な観光地としては「道の駅 のと千里浜」というおしゃれな建物があります。
道の駅では県外では珍しい地元限定の食品などが多く取り扱われているのでお土産には大変便利です。
千里ヶ浜の周辺には、「のとじま水族館」や「白米千枚田」といった名所が多く営業しており季節によってはカニ食べ放題などのプランも登場します。