東洋のドーバーといわれる銚子ドーバーライン

投稿日: 作成者: GRour7uK
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銚子ドーバーラインのルートの特徴

太平洋に突き出た房総半島の海岸線は関東圏に住むライダーさんたちにとっては馴染みの深いものと思いますが、中でも非常に人気があるのが千葉県東端にある銚子~九十九里地区です。

この海岸線にある千葉県道286号線は通称「愛宕山公園線」と言われており、屏風ヶ浦の上を横断する形で敷かれています。
屏風ヶ浦は険しい断崖絶壁の見られる景観地として全国的にも珍しく、水郷筑波国定公園に含まれ2016年からは国の名勝・天然記念物としても指定されています。

まるで直角に切り取られたかのような断層はイギリスとフランスの間に挟まるドーバー海峡に見られる崖の形に似ていることから「東洋のドーバー」というふうにも呼ばれています。

独特の景観をしていることから過去には何度もテレビドラマやCM、映画などの撮影現場としても使用されてきており実際に行ったことがない人でも「あの景色ね」というくらいには知名度があります。
ちょっと調べてみたところそうした切り立った崖ができた理由は下総台地を削る海食崖によるところだそうで、表面から見える断層は古いもので新第三紀鮮新世のものもあります。

この崖は銚子エリアで10km近くに渡って存在していることから、バイクでツーリングをすることで崖沿いに切り立った海岸線の景色を眺めることができます。
なお屏風ヶ浦の崖の上は絶景スポットではあるものの、一般の人は立ち入り禁止ということなのでテレビなどで見かける景色を直接見に行くというのは難しそうです。

ただ海岸に沿って防波堤を兼ねた遊歩道が設置されているとのことで、そちらを散策することで十分に景色を眺められます。
ライダーさんが動画を撮影したものをネットで見たのですが、道路自体はほぼ直線でまっすぐ海岸に向かって走ります。
航空写真を見ると海の間近に道路が走っているかのように見えるのですが、高台からの道路ということもあってか、期待をしているような真下が海といった景観はそれほどはっきり見られません。

ただそれを抜きにしても走りやすい直線道路と千葉県内の市街地のような渋滞のない広々とした作りをしているのでツーリングにはとても魅力的な場所であると感じました。

銚子周辺の観光スポット

ここ最近観光に力を入れている千葉県ですが、本州東端ということもあって景観を活かした観光名所が多くあります。
最も有名なところとしては日本一早い初日の出が見られる犬吠埼灯台がありますが、その他にも銚子港で取れる新鮮な魚を使ったマグロの解体ショーや銚子極上サバ料理祭といったイベントが開催されています。

海岸線には海鮮系のレストランや食堂もたくさんあるので、早朝ツーリングででかけてお昼にたっぷりと海鮮系を堪能するというのはありなルートでしょう。