絶景ツーリングルート上毛三山パノラマライン

投稿日: 作成者: GRour7uK

連なる山々

山道好きなライダーから人気の群馬県の中でもとりわけ人気が高いルートとして上毛三山があります。
上毛三山は古くから山岳信仰の霊場として知られてきた場所であり、群馬県民なら誰もが知っている赤城山・榛名山・妙義山の3つの山をまとめたものとなっています。

細かいことを言うと「赤城山」といっても富士山のように一つの大きな山があるというわけではなく複数の山が集合して一つの山麓となっているということですが、この3つの山の形が群馬県を象徴するものとなっているという点では間違いがありません。

そんな群馬県らしい道を走行することができるのが上毛三山パノラマラインで、赤城山・榛名山・妙義山を結んで走行するルートです。
正確にはまず下仁田方面から県道194号線を使って妙義山にまで移動してそこから順番に山道をつなぐルートに入っていきます。

この上毛三山パノラマ街道は特にどこからどこまでというふうにきっちり決まっているものではないので、細かくルートによって違う道筋を移動していくことになります。
途中にはライダー向けの休憩スポットもいくつか設けられており、山麓の案内とともに記念撮影ができるスポットが作られているので三山を制覇したという記念を残すこともできます。

道路はほとんど混雑をすることはないそうですが、とにかく途中の道路のワインディングが多く適度に緊張感を持って走行をしていくことになります。

ただ激しい峠道というわけではないので、初めてバイクで遠出をするといったユーザーにとっても比較的攻めやすいところではないかと思います。
道路の周辺には田んぼや畑が多く、特に入り口付近にある下仁田はネギの産地ということもあってかなりの数のネギ畑をみることができます。

なんといっても、おっきりこみ!

群馬県内にはたくさんの地元グルメがありますが、上毛三山を目指すのであれば一度は食べてみたいのが「おっきりこみ」という幅広のうどん料理です。
こちらは群馬県だけでなく埼玉県北部の秩父地方でも同じような料理が伝えられているということです。

特長は幅数センチというかなりの太さで切られた平うどんで「おっきりこみ」別名「煮ぼうとう」と言われたりします。
うどんとしても珍しい料理ですが、メニューとしてはうどん単体で食べることはなくほかに根菜類やきのこ類が一緒に煮込まれています。

これは上毛地域が二毛作によりうどんをコメと並んで主食にしてきたという歴史の中で生まれたもので、水分を少なめにしてうどんを打っているというところが特長になっています。

「おっきりこみ」は上毛周辺にある飲食店で多く見られますが、赤城山の麓の湖畔にあるお店の集まるエリアあたりでは手頃に食べられるメニューとなっています。