
バイクで本州から四国へ渡ってみたい
ツーリングを趣味にしている人にとって一度は走ってみたい道として良く挙げられるのが「しまなみ海道」です。
しまなみ海道は、広島県尾道市から愛媛県今治市までをつなぐ島と島の間にかけられた橋のことで全長約60kmの自動車専用道路となっています。
正式名称は西瀬戸自動車道、生口島道路、大島道路となっていてそれらをすべて合わせて「しまなみ海道」という通称が使用されています。
ルートとしては尾道市側からは一般国道2号バイパスから入り、今治市側の一般国道196号バイパスに接続するようになっていて、その間に転々とある離島同士が一本の橋で接続されています。
こうした島と島をつなぐ複数の橋によって構成されている一本道路は国内では他になく、また本州と四国を陸路でつなぐ道というロマンもあって通行をするという時には他の絶景にはない感動があります。
新尾道大橋以外の橋には自転車や原付でも通れる車線が用意されていますが基本的には自動車専用道なので原付き以上のバイクもしくは自動車を使って走行をするのがおすすめになります。
しまなみ海道では毎年自転車レースが開催されているように、瀬戸内海一周のロードバイク・ツーリングのコースとしてもよく知られています。
バイクを使ったツーリングもよいですが、自転車も趣味なのでそちらでもしまなみ海道を走るというルートにも挑戦してみたいところです。
四国といえば零場
しまなみ海道がある尾道と今治はいずれも観光名所として有名なところです。
まず尾道ですが有名な場所としては高台からの景色とともにパワースポットとして知られる「千光寺」があります。
千光寺は京都にある清水寺と同じように朱色の柱や建材を使った「赤堂」と言われる作りをしていることから、境内から見る景色はまるで美しい赤い枠に入った風景がのように見えます。
千光寺には「玉の岩」と言われる美しい色合いの大きな石が置かれており、これがかつて海を照らしていたという伝説が残されています。
一方愛媛県側の今治ですが、「今治タオル」でも知られる産地です。
しまなみ海道を使って愛媛県に入るとき、最初に到着するのは「大島」という離島なのですがこちらには四国全体に散りばめられている八十八箇所霊場を縮小したようなミニ霊場が設置されています。
ミニというと格式が落ちるようですが、歴史は古く200年以上前から行われてきたということなのでスケジュール的に四国全体を回れないという人にとても便利です。
また大島には「高龍寺」という樹齢400年を超えるツツジが咲くお寺があります。
大島の霊場第33番札所にもなっているのが高龍寺で、その境内の美しさからお参りだけでなく庭を見せてほしいと訪れる人が多くいるといいます。